
リスクマネジメントとは、一般的に地震、火災、台風、賠償責任、不祥事などの損失対策として捉えられておりますが、リスクマネジメントについての国際規格であるISO31000(2018)や、COSO(トレッドウェイ委員会支援組織委員会)の全社的リスクマネジメント(ERM2017)などの最新の考えでは、リスクマネジメントは、企業理念を起点にし、マイナスのリスク(可能性)を回避しつつ、プラスのリスク(可能性)に挑戦し企業価値の創造や保護、社会に貢献し続けていく経営そのものであるような考えになっております。大和経営は、お客様の状況やご意向に基づき、お客様の持つ5つの選択肢と部分最適、全体最適をしっかりと考え、お客様の人生や経営のお役に立っていきたいと考えております。
お客様の人生や経営の目標達成に向けたリスクの対応の選択肢は大きく5つございます。
マイナスのリスクに対して、①回避 ②低減 ③受容(保有)④共有
プラスのリスクに対して、⑤活用(増加)
大和経営は、リスク対策の1つだけ「共有」の保険商品だけを提供するのではなく、お客様の状況やご意向に基づき、お客様の持つ5つの選択肢と部分最適、全体最適をしっかりと考え、お客様の人生や経営のお役に立っていきたいと考えております。
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回避
スクを生じさせる活動を開始、又は継続しないと決定することによって、リターンの放棄しリスクを回避する
→事業やサービスの停止。 -
低減
発生原因を取り除く。発生の可能性を下げる。発生時の損害を下げる。
- 1.原因を取り除く
- 2.事故発生の可能性を下げる
- 3.事故発生時の損害を下げる
地震・津波・土砂災害などの受ける危険地域からの移転、手作業から機械化に変更、危険物の使用の停止、など
社員教育、マニュアル作成、パスワード設定、セキュリティ強化、など
シートベルト着用、分散、クライシスマネジメント(危機管理・事故後対応)、BCP(事業継続計画)、BCM(事業継続マネジメント)など
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受容(保有)
情報に基づいた意思決定によってリスクを受け入れる。自己資本で対応する。
→事故発生確率・被害想定額・自己資本・対応能力から、大きく影響を受けないと理解したうえで対策を取らないと意思決定する。 -
共有
契約・外部委託・保険によって他者とリスクを共有する。
→業務の外部の専門業者に委託。保険や契約により損害発生時に第三者から損失補填を受けるようにする。 -
活用(増加)
高く設定した目標を実現するため、リスクをとって積極的に事業活動を行っていく。
→ルールの緩和、積極的な成長戦略、業務拡大、新製品開発投資などを行う。