- 灘井社長のひとりごと
- 2024.09.23
灘井社長のひとりごと 83話「自社の評価」
私は、すべての人を家族のように大切に思い歩んでおります。
今回は、「自社の評価」というテーマでお話ししたいと思います。
M&Aの場面では、自社の評価が大きなテーマになります。例えば、ご自身が「自社の価値は1億円だ」と感じるなら、それもひとつの価値判断と言えるでしょう。相手も同じく1億円という同じ、あるいは2億円という自社評価以上の価値を感じれば、成約に至る可能性が高まります。
一般的な評価方法としては、「時価純資産 + 修正経常利益(修正営業利益)×〇年 + 付加価値」を用いることが多いです。自身の感じる価値に、この計算式を適用し、根拠を持って説明することができれば、相手も同様に理解し、納得してくれるでしょう。
付加価値の要素としては、以下のような項目が考慮されます。
・独自性のある商品や技術
・優れた人材
・サービスと売上の再現性
・お客様の内容と関係
・地域に根付いた事業
・商標登録や特許
・企業風土
・業界や事業の将来性
・その他
M&Aを検討しない場合でも、こうした評価基準や視点を持ちながら経営することが大切です。これにより、景気や社会情勢のリスクにも強く対応できるだけでなく、お客様、金融機関、社員さんからの評価も高まり、採用や育成、定着にもつながります。結果として、より素晴らしい企業へと成長していけるでしょう。
弊社も、このような評価視点、そして、デューデリジェンスで見られる項目に注力しながら、日々の経営を行っていきたいと思います。